商品名(英語名および日本名)
メトトレキサート:メトトレキサート静脈注射液
薬剤のご紹介
- 黄色の溶液で、様々ながんと関節リュウマチ及び乾癬の治療に用いられます。
注射方法について
- 静脈注射、筋肉注射または髄腔内注入。医師の処方に応じて決定されます。
注射時の注意事項
- 本薬剤は胎児にダメージを与える恐れがあることから、投与期間中は妊娠や授乳しないでください。薬剤の使用停止後、男性は最低3か月避妊する必要があります。女性は最低2回の月経周期を経過する必要があります。
- 腎臓、肝臓疾患や胃潰瘍、肝炎、糖尿病やその他の免疫システムの疾患がある場合は、医師にお伝えください。
- 本薬剤を投与すると日焼けに対し特に敏感になります。外出時には事前に日焼け止めをしっかり行ってください。
- その他の薬剤の使用状況を医師が把握しているかどうか確認してください。ワクチンの接種前には事前に医師に確認してください。
- 注入後は血球数が減少することから、感染や出血しやすくなります。すでに感染している患者との接触及び衝撃や負傷などに注意してください。
- アスピリン、非ステロイド性消炎鎮痛薬、抗凝血剤、抗生物質など、一部の薬剤は長期間使用すると、この薬剤と相互作用を生み出す可能性があり、本薬剤の毒性を増加させる恐れがあります。長期間薬剤を服用している場合は、事前に医師にお伝えください。
起こりうる副作用
- 悪心、嘔吐:制吐剤で和らげることができます。
- 口腔粘膜潰瘍:薬剤の投与後3~7日で発生します。口腔内の衛生に注意し、うがいをよく行ってください。熱すぎたり、酸性などの刺激的な食べ物を避けてください。症状が厳重な場合は薬での改善が可能です。
- 骨髄抑制:白血球数を減少させることから、この期間中は感染防止に注意する必要があります。
- 腎機能へのダメージ:高容量を投与した場合で、適宜な液体による補充とアルカリ尿でない場合、代謝物が直接細尿管に毒性を生み出す作用があります。腎機能を守るため、期間中は水分補給に特に注意する必要があります。
- 抜け毛。
- 下痢:厳重な場合は一時的に治療を停止できます。厳重な胃潰瘍のある患者には使用すべきではありません。
- 皮膚の色素沈着。
- 皮膚の発疹。
通常時の飲食に関する注意事項
- 飲酒には薬物の副作用を強める働きがあることから、飲酒しないでください。
- 市販薬や漢方薬またはビタミンのタブレットを服用している場合は、事前に医師にお伝えください。